カラオケで...

カラオケ屋に着き店に入る。

聞くと、カラオケはみんな初めてとの事。
貧乏なので遊びには行けないとの事だった。

Nopもタイの歌を歌い、嫁も歌う、お母さんも初めてカラオケを歌うと言って緊張しながらも歌ってた(^^)

始めは恥ずかしいから歌えないと言っていたビーちゃんも歌った！

そして、そろそろ帰ろうと言う事になったので、嫁が観光代を払おうとすると、お母さんとお父さんは、受け取れないと言う。

お母さん「今日は、沢山お金を使わせてしまった上に凄く楽しい思いをさせて貰ったから、観光代は、受け取れません」

嫁「仕事と遊びは別だし、私達が強引に誘ったから取って貰わないと困ります」

お母さん「本当に受け取れません」

嫁は、「私達こそ一日楽しく遊べましたから」

と言ってお父さんのシャツのポケットに観光代を入れた。

そしてビーちゃんに「今日はアイスクリーム食べさせてあげられなくてゴメンネ、代わりにお菓子買って食べてねと100バーツを渡した。

お母さんは、「コープクンマークカー」（どうも有難う御座います）と言ってワイ（合掌）した。

お母さん「本当に今日は有難う、私達は貧乏で何もしてあげられないから、シャワーも無く川で水浴びするしかない家だけど良かったら泊まって行って下さい」

と言ってくれた。しかし嫁が、家までお邪魔して迷惑掛ける訳にはいかないですと言って断った。

本当は、嫁もNopも凄く行きたかったがお父さん、お母さんは、明日も早くから観光客を見付けて仕事にありつかなければいけない事を知っているから行けなかった。

そして、来年も必ず会いに来るから忘れないでねと言い別れた。

ホテルに着き嫁と話した。

嫁「タイ人は、日本人を見ればボッタくろうという人が凄く多い、沢山持ってる人から多く取って何が悪い？という人が多い。

でもあの人達は、違う。さっきお母さんが観光代を受け取らないって言ったでしょ、あれがどんなに大変な事か解る？

もしあの時本当に受け取らなかったら、毎日ギリギリの生活をしている上に、一日の収入がゼロでしかもガソリン代が赤字になる。

それでもあのお母さんは、いらないと言った。タイ人には、貧乏なフリをして物乞いとかして楽してお金を貰おうとしている人が沢山居るけど、あの人たちにウソは無い。

もしウソなら家には呼ばない、家を見たら本当に貧乏なのかはスグ解ってしまうから」

Nop「そうだよね、Nopもそう思うよ(^^)また来年アユタヤに来て一緒に遊ぼうね！」

嫁「うん！おやすみ」

今回の旅も終わりが近付いてきました。
次回はクルンテープに戻ります(^^)/